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Chromebook with Citrix Virtual Apps and Desktops – ユースケース別デモビデオ

みなさん、こんにちは。シトリックスのパートナーSE部の櫻井です。

以前のブログ記事で、「コストを抑えながら快適で安全なリモートワーク環境を素早く提供する」を目的に、Google 社の Chrome OS搭載デバイスであるChromebook と、当社の Citrix Virtual Apps and Desktops Service を利用したリモートワーク環境の例を紹介いたしました。

ご参考(以前の記事):Citrix CloudとChromebookで、安全で快適なリモートワーク環境を素早く導入する Part1 / Part2

この記事では、実際にChromebookからCitrixの仮想デスクトップ環境を利用する際のイメージをよりわかりやすくご紹介するべく、再びGoogle Chrome Enterprise カスタマー エンジニアの山本様に多大なご協力いただき、Chromebook with Citrix Virtual Apps and Desktopsのデモビデオを共同作成しました!様々なシチュエーションで活用できる情報が詰まっていますので、ぜひ全てのデモビデオをご覧いただければと思います。

◆ わずか数ステップの操作で、デバイスを利用可能な状態にする

ChromebookからCitrixの仮想環境を利用する際、デバイス側での複雑なキッティングは必要でしょうか?いいえ、わずか数ステップの操作で、Citrixのクライアントソフトが自動インストールされ、ユーザーがすぐ利用可能な状態にすることができます。

◆ Chrome OSへのログインを不要にし、1回の認証でCitrix仮想環境を利用可能にする

Chromebookから仮想デスクトップ環境にアクセスする場合、デバイス(Chrome OS)へのログインで1回、仮想環境へのログインで1回と計2回のログインが必要になる場合があります。このデモではGoogle管理コンソールの「管理対象ゲストセッション」を利用することで、Chrome OSへのログオンを不要にするモードを紹介します。

◆ ChromebookをCitrix仮想環境用の専用デバイスにする(キオスクモード)

このデモではChromebookを「キオスクモード」で動作させることで、Chrome OS上でのWebブラウザ等のアプリ起動を一切できないようにし、Citrixのクライアントソフト(Citrix Workspace アプリ)だけが起動する様子をご覧いただけます。これにより、例えば仮想デスクトップ環境向けの専用端末として、Chromebookを運用することができます。

◆会社所有のデバイスはアクセスを許可し、私物のデバイスからのアクセスを禁止する(BYODブロック)

Google管理コンソールであらかじめ登録された会社のデバイスからはCitrixの仮想環境へログインが可能ですが、登録されていない私物のデバイスなどからはログインができないといった、アクセス制御の例を紹介します。この機能は、Google管理コンソールのコンテキストアウェアアクセスの機能を利用します。

Google管理コンソールでのコンテキストアウェアアクセスの設定方法については、以下の動画で紹介しています(管理者側で行う設定作業のデモです)。前述のデモでお見せした特定のデバイスのみ接続、といった条件以外にも、特定の接続元アドレスや地域(国)といった条件で設定可能な例をご紹介します。

◆ Googleアカウント認証でCitrix仮想クライアント環境へのログインを行う

Citrix Cloudにおけるユーザー認証のSAML連携機能により、ユーザーの利用するCitrix WorkspaceポータルへのログインをGoogleアカウント認証で行う例を紹介します。ChromebookへのログインはGoogleアカウントで行い、ログイン後そのままWorkspaceポータルが起動しますが、このとき既にデバイスにGoogleアカウントでログインしているため、再度認証を行うことなくWorkspaceポータルへのログインが完了し、すみやかにCitrixの仮想デスクトップにアクセスすることができます。

◆ Citrix Workspace のための Chrome ポリシー①(管理者編)/②(ユーザー編)

この2つデモでは、Chromebookを利用してCitrix仮想クライアント環境を利用する際、セキュリティに配慮した設定を行う方法を紹介します。Google管理コンソールで設定するChromeポリシーにより、スクリーンショットを禁止したり、ログオフ時にローカルデバイス側の情報をすべて削除したりする設定などをご紹介します。また、Citrixポリシーによりファイル転送の禁止やウォーターマーク(透かし)の表示が強制されることで、情報漏洩リスクを低減する効果が期待できます。

管理者編

ユーザー編

◆ まとめ

いかがでしたでしょうか。ChromebookとCitrixの仮想デスクトップ環境を利用することで、FAT-PCの展開時にありがちな煩雑なユーザー作業を省力化しつつ、セキュリティに配慮した安全な仮想デスクトップ環境を迅速に展開できます。ビジネスの継続のためのテレワークの需要が引き続き高まる中、非常におすすめの組み合わせですので、ぜひご検討ください。

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